クレジットカード決済 / 多通貨クレジットカード決済用語集

クレジットカード決済共通

商品コード

カード会社が規定している取引される商材を分類するコードです。カード会社との契約にて使用する商品コードが決まっている場合に設定します。弊社の包括契約の場合やカード会社との契約時に商品コードに関する内容がない場合は省略します。
なお、省略時はその他「0000990」にて処理を行います。
設定可能な文字は「半角数字7桁」です。

支払方法

決済を行う支払方法です。カード会社との加盟店契約の内容によりエラーとなる場合もありますのでご注意ください。

支払回数

支払方法が分割の場合、支払う回数です。

暗証番号

お客様が保持しているクレジットカードの暗証番号です。3DSとの併用はできません。一般的なECサイトでは利用しません。ご利用をご検討の場合は、弊社営業担当までご相談ください。

使用端末情報

お客様がどのような端末でアクセスしているかを表す値です。設定値としては、携帯もありますがカード会社が携帯に対応していない為、現状はPC固定です。

カード登録連番

各会員に対してカードを登録する際に発行する値です。カード登録連番は論理モードと物理モードがあります。

論理モード

このモードは、有効なカード情報のみを対象としてカード登録連番を採番しなおして返します。
加盟店様がカード情報照会を呼び出すと、当サービスは保持している情報で有効なカード情報を取得し、論理番号を採番し返します。
このモードは必ず1枚しか登録しない加盟店様向けのモードです。
論理モードで1枚しか登録しない場合は、決済時のカード登録連番は"0"固定で処理が可能です。論理モードを使用した場合には、必ず0～4の数値が返ります。
例として、カード情報を参照した場合のイメージは下図のようになります。

物理モード

当サービス内部で保持しているカード登録連番を返却します。また、論理モードと異なり削除済みカード情報も特定可能です。
以下のような情報が取得したい場合は、物理モードをご使用ください。最大4桁（9999）が返却されます。

過去に行った決済に利用したカード情報を再利用する場合
加盟店様側でカード情報に1対1で紐付ける情報が存在する場合

例として、カード情報を参照した場合のイメージは下図のようになります。

カードパスワード

カード登録時に指定できるパスワードです。決済実行時に、指定する事で不正利用対策になります。
設定可能な文字は「半角英数字」です。

カード番号

お客様が保持しているクレジットカードの番号です。

有効期限

クレジットカードの有効期限です。
書式は、「YYMM」形式です。

名義人

クレジットカードの名義人です。
設定可能な文字は「半角英数字 + 半角空白 + 半角記号（コンマ、ハイフン、ピリオド、スラッシュ）」です。

セキュリティーコード

クレジットカードの裏面にある3桁もしくは4桁の数字です。
設定可能な文字は「半角数字」です。

仕向先コード

カード番号と加盟店様のカード会社契約状況から、データを送信した先のカード会社コードです。

承認番号

カード会社がオーソリごとに発行する承認の番号です。ただし、有効性チェックや取消、返品、月跨り返品の場合には発行されない(全てスペース文字または空となる)場合があります。
承認番号は7桁以内の英数文字・スペース文字で構成されるか、空となります。例:「1234567」「 123456"(先頭1文字スペース＋6桁数値)」「 (全てスペース文字)」「ABCDEFG」「(空)」

トランザクションID

当サービスがオーソリごとに発行する番号です。

デフォルトフラグ

会員のデフォルトで利用するカードを設定するフラグです。1会員IDにつき1カード番号にしか設定できません。新たに登録するカード番号を対象とした場合は以前のフラグは「対象としない」に変更されます。

カード会社略称

カード登録時に設定できる値です。当サービスとしては使用しません。

可変マスク利用有無

出力パラメータのカード番号へのマスク位置を可変にします。

例:カード番号マスクレベルが「999999******9999」の場合
可変マスクを利用しない(デフォルト)

3050******0001 (ダイナース)
37770******0001 (Amex)
411111******1111 (Visa)

可変マスクを利用する

305000****0001 (ダイナース)
377700*****0001 (Amex)
411111******1111 (Visa)

加盟店設定情報

独自BINに設定された情報を返却します。独自BINはショップ管理画面より設定します。
設定可能な文字は「半角英数字 + 半角記号(除く # ^ ` { | } ~ & < > " ' ) ＋全角文字」です。
設定可能な文字数は各項目ごとに最大100文字までです。全角文字についての詳細はこちら

3DS

3Dセキュア（本人認証サービス）を指します。本仕様書では3DSとします。クレジットカード決済をより安全に行うために、VISA、Mastercard、JCB、AMEXが推奨する本人認証サービスです。

3DS利用フラグ

決済時に利用する3DSのバージョンを指定するフラグです。

3DS表示店舗名

3DSのパスワード入力画面に表示する店舗名です。
日本語も８文字まで使用可能ですが、文字化けが起こりやすいので、「英数半角」に設定し、十分な検証を行うことを推奨します。また、対応している文字セットはEUC-JPです。

3DSパスワード入力画面URL

3DSを利用した場合に3DSパスワード入力画面へ遷移するためのURLです。

PaReq

3DSの要求データです。カード会社で暗号化されているために内容は不明ですので、受け取った値を3DSにそのままお渡しください。

TermUrl

3DSパスワード入力画面でお客様がパスワードを入力後に戻る加盟店様のURLです。

3DSを利用した場合に、加盟店様側のセッション管理に使用する値ですが、当サービスでは、取引IDを指定してください。

PaRes

3DSの結果です。当サービスにて、認証が成功したか否かの確認を行います。受け取った値を当サービスにそのままお渡しください。

3DSサーバー

3DS2.0認証プロセスにおいて、加盟店様/当サービスとカード会社間の認証メッセージの要求や応答をするためのサーバーです。

ACS(アクセスコントロールサーバー)

カード会社ドメインで機能するコンポーネントです。カード番号およびデバイスタイプで認証が利用可能かどうかを確認し、特定のカード会員を認証します。

DS(ディレクトリサーバー)

カードブランドの運用する認証サーバーです。

認証チャレンジ

3DS2.0認証プロセスにおいて、カードの不正利用等でチャージバックリスクがあると判断された場合にカード保有者に対して本人認証を求めます。

3DS SDK

3DS2.0認証プロセスをモバイルアプリに組み込むための開発キットです。

JSON Web Key (JWK)

暗号化キーのJSONデータ構造です。詳細は以下のリンクを参照ください。

　　https://openid-foundation-japan.github.io/rfc7517.ja.html

3DS2.0 ECI

カード会社から返却された場合のECIの値です。

ECI値(カード会社)	内容
02(MASTER) 05(VISA、AMEX、JCB)	認証成功
01(MASTER) 06(VISA、AMEX、JCB)	認証試行 3Dセキュアに適用しているが、3Dセキュアパスワードを設定していないカード
00(MASTER) 07(VISA、AMEX、JCB)	認証失敗、障害 3Dセキュアに適用していないカード ※カード会社メンテナンス等の場合も、正常に判別できず、返却されることがあります

3DS2.0取引ステータス

3DS2.0利用時の取引ステータスです。

値	内容
Y	認証／口座確認に成功
A	処理の試行が実施された
C	認証チャレンジが必要
N	未認証／口座未確認、取引拒否
U	認証／口座確認を実行できなかった
R	認証／口座確認が拒否された

3DS2.0取引ステータス理由

3DS2.0利用時の取引ステータス理由です。

値	内容
01	カード認証に失敗した
02	不明なデバイス
03	サポートされていないデバイス
04	認証頻度の上限を超えた
05	有効期限切れのカード
06	無効なカード番号
07	無効な取引
08	カードのレコードが存在しない
09	セキュリティ障害
10	盗難カード
11	不正の疑い
12	カード会員に取引が許可されていない
13	カード会員がサービスに登録されていない
14	取引がACSでタイムアウトした
15	信頼度が低い
16	信頼度が中程度
17	信頼度が高い
18	信頼度が非常に高い
19	ACSの最大チャレンジを超える
20	非決済取引はサポートされていません
21	3RIトランザクションはサポートされていません

多通貨クレジットカード決済（DCC）

海外のお客様がクレジットカード決済時に、自国通貨建ての決済を選択できるサービスです。

支払通貨コード

支払いに使用する支払通貨コード（英字）です。
※設定できるコードについてはこちら

FX追跡番号

レート照会時に発行される識別番号です。
指定すると過去時点の為替レートを利用することができます。

DCCフラグ

決済取消時に、為替レートを指定するフラグです。

洗替・継続課金

洗替

クレジットカード情報の最新を取得することを「洗替」と呼びます。「洗替」では以下の最新情報を取得できます。
･クレジットカード番号
･有効期限
･カード番号の有効性
詳細は関連ドキュメント＞A01_概要書_クレジットカード決済(継続課金)をご確認ください。
※利用する場合は、別途契約を行う必要があります。営業担当にお問い合わせください。

継続課金

月会費などを徴収する際の売上処理を指します。
継続課金を行うためには、カード情報(カード番号と有効期限)を保持して頂いておき、かつ毎月の洗替により最新のカード情報にしておく必要があります。
当サービス(Advanced)をご利用頂きますと、加盟店様側にてカード情報を保持せずに継続課金を実施する事が可能となります。
詳細は関連ドキュメント＞A01_概要書_クレジットカード決済(継続課金)をご確認ください。
※利用する場合は、別途契約を行う必要があります。営業担当にお問い合わせください。

一括決済サービス

有効なカードが登録されていることが確認できたお客様に対して、サービスを提供したうえで、利用代金を請求します。
毎月アップロード受付期間までに一括決済サービスの売上依頼ファイルをアップロードいただきます。
結果は原則、処理指定日の21時までに順次返却いたします。
詳細は関連ドキュメント＞900_一括決済サービス利用マニュアルをご確認ください。
※利用する場合は、別途契約を行う必要があります。営業担当にお問い合わせください。